まあるいいのち

あるとき。
好きな曲を2つ流してあげると言われた。
イルカの「まあるいいのち」を選んだ。
1980年リリースの古い曲。
だが徒歩通勤のときWALKMANで毎日聴いている。
古いけれど実は新しい曲。
その歌詞が弁護士心を妙に揺さぶる。
だからリクエストした。
①「ボクから見れば小さなカメも。アリから見ると大きなカメ」
⇒ 視点を変えると見え方が違う。お前が悪だ!いやお前の方こそ悪だ!だが見ているのは実は同じ葉っぱ。表と裏とで少し模様が違っているだけかもしれない。
②「大きな家。山の上から見るとこびとの家みたい」
⇒ 資産の多寡など無意味。天から降ってきた肉親の遺産を奪い合うことで貴重な時間を浪費するのもまた無意味。家の大小など誤差に過ぎない。
③「ボクから見れば東と西も。よその星から見れば丸くてわかんない」
⇒ 壁は壊れ雪も融けたはず。だが相変わらずの西と東。月から見れば同じではないか。
④ 「一人にひとつずつ、大切な命」
⇒ 個人の尊厳(憲法13条)、法の下の平等(同14条)、生存権(同25条)・・・。また命を持つのは人だけではない。犬も、猿も、キジも、きび団子も?
写真はミックス犬のリーナ。
沖縄の地を母子で彷徨っているところを保健所に収容され、現地の団体さんに救い出され、飛行機で飛び、東大和市の団体さんから貰い受けて義父母の家の娘になった。