Advantages of consulting a lawyer
弁護士
に相談するメリット

1

紛争の予防や深刻化の回避にも精通しています

 多くの方は、弁護士に対するイメージとして、紛争が起きてしまったときに初めて相談したり、裁判になってしまった段階で初めて解決を頼んだりする相手だと思っています。逆に、弁護士については、「敷居が高い」、「費用が高そう」、「怖くて叱られそう」、「裁判になることが決まったとき仕方なく訪ねる相手」などと思っています。しかし、いざ紛争が発生してしまった後では、解決が得られるまでに多くの費用、時間、労力がかかってしまいます。また、事案によっては、解決した後もずっとしこりを残してしまい、以前の円満だった頃に二度と後戻りできなくなってしまうことさえあります。

 弁護士は、裁判など紛争解決のお手伝いをしている過程で、「あのとき、あのように行動していれば/していなければ、この紛争が起きることはなかった/ここまで深刻化することはなかった」という場面に頻繁に出会っています。そのため、紛争の予防や深刻化の回避についても、「勘どころ」を理解しています。

 このように弁護士は、紛争解決の過程で得た知識や経験をもとに、起きてしまった紛争の解決だけでなく、紛争の未然の予防や深刻化の回避についても適切な助言ができます。

2

高度な知識・経験をもとにネット情報では得られない正確な情報を提供します

 インターネット社会が急速に発達している昨今、基本的な法知識や紛争解決のノウハウなどは、マウスをクリックするだけで、いとも簡単に無償で手に入れることができます。とても便利な世の中になりました。しかし、インターネットには、とんでもない情報や明らかに間違った情報などが溢れかえっています。また、紛争解決のノウハウについても、ごく限られた条件のもとでは適切な助言であっても、僅かに前提が異なるだけでかえって逆効果になってしまうようなものさえあります。やはり高度な知識と経験を持ち、生の紛争の解決や予防に携わっている弁護士に具体的な事情を説明し、十分な情報をインプットして、疑問点の解明や紛争解決に向けた助言などを得ることが最善です。

3

常に高い倫理観を持って日々の職務に当たっています

 弁護士は、弁護士法や弁護士職務基本規程(弁護士倫理規程)などにより、専門職の中でも特に高い倫理観を持つことを厳しく求められています。

 例えば弁護士は、職務上知った秘密を第三者に漏らしてはならず、墓の中まで持って行くべき義務を課せられています(弁護士法23条)。また弁護士は、ある方から紛争などの相談を受けて助言や受任の承諾をしたような場合には、その瞬間、もはや同じ紛争の相手方から相談を受けることができなくなります(同法25条)。もしも弁護士法や弁護士倫理規程に違反し、品位を失うべき非行に及んだときは、所属している弁護士会から懲戒処分を受けることもあります。このように弁護士は、相談者や依頼者の正当な利益を決してないがしろにすることのないよう、厳しいルールのもとで、常に高い倫理観を持って日々の職務に当たっています。

4

全国各地の弁護士や他の専門家などとネットワークを築いています

 弁護士には、資格を得る前の司法修習過程でのつながり、全国各地で行った訴訟などの経験、弁護士会における委員会活動などを通じて、互いに深く信頼し合った仲間たちが全国各地におり、ネットワークを築いています。例えば、北海道や沖縄などの遠い場所で紛争が起きた場合には、このネットワークをフルに利用し、現地の信頼できる弁護士や他の専門家を紹介して貰ったり、紹介された現地の弁護士と共同受任して対応に当たったりすることもあります。また、過去には、クロアチア(旧ユーゴスラビア)の海運会社に民事訴訟を起こすので最適な弁護士を紹介して欲しいとか、マレーシアのクアラルンプールで新工場建設の税務に詳しい専門家を紹介して欲しいといったリクエストを受け、ネットワークを使って適任者を探しご紹介したこともありました。全国各地のどこで起こった紛争であっても、質の高い法的サービスを、できるだけ低コストで提供するには、このようなネットワークを築いている弁護士の活用が有益です。